人間、体の調子の良い時や機嫌の良い時、または他人に褒められたときは物事も気持ちよく進み、がんばれるものです。つまりこれは心の晴れの日。英語の勉強も体調の良い時や気分が乗っているときは非常にはかどります。
しかし体調の悪い時、嫌なことがあった時、または他人に嫌なことを言われたような日は気分は落ち込みがんばり切れないものです。つまりこれは心の雨の日。英語の勉強も体調、気分に大いに左右されますし特に伸び悩んでいるときは勉強するのも嫌になるものです。
大概の人は晴れの日にはがんばれます。そして雨の日にはがんばりません。英語であろうと何の技術であろうと仕事でもそこで差が付きます。この小さいものの積み重ね(積小為大)が後に決定的な違いに変わります。
時間は早く過ぎます。あれよあれよと子供は大人になります。若いうちに、雨の日でも晴れの日でも関係なく努力出来るようになっているのが大事かと思います。
まずは好きなことから。ピアノでもそろばんでも英語でも体操でもスイミングでも茶道でもテニスでもなんでも。
誰かに評価されることや級、段を取ることは客観的に自分の努力が見えてよいです。それより遥かに良いのは、誰にも評価されなくてもいつも通りの努力がたんたんと出来る状態になっていることです。一つの分野でそれが出来るようになることで他分野に乗り出したときも過去の経験を使って、人の目・評価を気にせずといつも通りにがんばれるようになります。こうなれば人間的にも成長できます。習い事や仕事はただ技術を習得したり、時間を潰したり、お金を稼ぐためだけのものではありません。精神的成長が背景になければならないと思います。
まずは雨の日に無理してがんばることから。今習っていることやがんばっている仕事を、調子の悪い時に、普段通りにこなすことから始められます。親は子供をしっかり励まして、二人三脚で行ければ良いと思います。