英語を勉強したいと思う気持ちを起こさせる。 教えるということは一種の芸術。

 英会話教室の仕事で最も大切なことの一つは子供に『英語って楽しいな。もっと上手になりたい!』と自発的な心を起こさせることです。

 英語学習の短期的な効率だけ見れば、公文や塾のようなところで『詰め込む』という作業が一見、最も時間・費用対効果的観点から良いように見えます。受験や英検(5級から3級程度)の獲得にだけに焦点を絞っているならばそれでもOKかもしれません。

 実は英語って一生勉強し続けなければならないものなのです(恐らく多くの英会話教室・塾はこんなことは言いませんが…)。また週に1回クラスに来るだけで英語が話せるようにはなりません。残念ながら真実です。宿題を出すことで常に子供が英語に触れられるように先生側ががんばったとしても、子供がそれを『強制』と受け取れば英語が嫌いになる理由になるかもしれません。英語は、どこかで”自分で勉強する”という作業をしなければなりませんが、それは”勉強したい”という動機で行れなければなりません。

 第2外国語として身に付けた者は英語力キープ・向上のためにずっと勉強の日々が続きます。英語圏に住んでいたとしてもです。ちなみに国際結婚というのは英語力の向上にはあまり寄与しません。なぜなら夫婦間で使う言葉は大体決まっているし、間違った文法を使っていても慣れで分かってくれるからです。蛇足ですが、英語力向上目的の国際結婚はおすすめ出来ません。

 私にとって、英語の勉強は全く苦ではありません。むしろ楽しいくらいです。現在は基本的に『読書』、『好きなテレビ番組を見る』、『ラジオを聴く』、『思いついたことを書く』、『英語で考える』、『昔覚えた小説を暗唱する』が私の勉強方法で、昔に比べてだいぶ楽になりました。昔はひたすら単語を覚えたり、音読したり、映画を観たりしていました。机の上で寝ることも週に2回はありました。私の場合は、演劇が好きなので、『口語で書かれた小説』や『映画の台本』を暗唱することに英語の勉強の楽しみを見つけました。そのおかげで、英語を全くしゃべらない環境においても、常に努力が出来たのだと思います。

 しかし、『暗唱』がすべての人にとって楽しいこととは限りません。単語をひたすら覚えることに楽しみを見出す子供もいますし、読書が好きな子、またただ知っている英語を使って会話をするのが好きな子もいます。一人一人にとって興味のあることは違います。そこを理解せずに、講師の硬い考えや経験で、ひたすら問題を解かせたり、単語を覚えさせたり、暗唱させたりすることは子供とって可哀想なことです。嫌なことをやらされているのだとすれば、受験や英検が終わった後「やっと終わった。もう英語をしなくてもいいんだ」となり、すぐに英語を忘れます。そして『英語は辛いもの』という感覚だけは残るため、将来、自発的に英語を身に付けるということは、よほどの環境の変化がない限りありません。

 英会話教室であろうと塾であろうと、英語の観点からの、真の目的は『英語は楽しいもの』ということを子供心に植え付けることだと思います。なぜなら上記の様に、『自分で勉強』しなければならない時が、いつか来るからです。一旦、英語が楽しいということが子供時代に分かると、中学・高校・大学受験で『受験英語』に無理やり没頭させられても、自発的な英語学習に戻ってくることが出来る可能性があります。

 英語力の本質的な向上は結局のところ、本人の努力にかかっています。本人の努力なしに得られる技術などありません。しかし英語であろうと何の技術であろうと教師が生徒に『これは楽しい』と思わせることは可能です。ただ生徒は一人一人違うということを知り、アプローチを変えられることが大切です。また親も自分の子供のタイプをしっかりと理解することが大事です。時間はかかるかもしれませんが、『心に自分で勉強したい衝動を起こさせる』ことはとても大事です。英語だけなく何でも。一旦それが出来ると、親が勉強の監視をする必要もなくなります。好きなことは子供は”やめろ”といってもします。

 英会話教室の役目は各生徒に『英語は楽しい』ということと『英語が本人にもたらす可能性』を指し示すことです。ですから英語をただ話しておけば良いというものではありません。しっかりと子供の性格を見極めなければなりません。

 私たちもしっかりと各生徒の性格を理解し、長期的なビジョンでもって子供を『英語好き』に導かなければならないと日々感じています。またこれから沢山生まれてくるであろう英会話教室・英語塾が子供の将来の事を考えて授業を進めてくだされば、日本の将来も少しずつ明るくなってくるのではないかと思います。

文字の認識

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  本の読み方を早くから教えるギグルスですが、上の写真は本読みを始める準備です。

 本が読めるようになるにはまず、アルファベットが理解できなければなりません。次に各アルファベットが持つ「音」を習います。フォニックスですね。大体の音を覚えたら次は3文字の単語を「音」ベースで習います。

 上の写真は、私たちが読み上げた3文字単語を探すというゲームです。この3文字単語に自信が出てきたら、読書に移っていきます。

  個人差はありますが、大人がびっくりするくらい早い勢いで本が読めるようになっていきます。これにもコツがありますが、それはクラスで教えて、家庭で実践してもらいます。

スピーチガールズ

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 ここ2ヶ月ほどスピーチの練習をしていた高校生の2人が日曜日にスピーチ大会に挑みます。緊張するのは当然なので、「緊張するな」と言えません。その緊張で楽しむこともできないでしょうから、無責任に「楽しめ」とも言いません。今までがんばってきているので、「がんばれ」とも言いません。大勢の前で話すという行為を通して、経験が将来の糧になればと思う限りです。

 

みんな、伸びているぞ!

 最近、ギグルスの生徒の皆さんの英語がどんどん伸びているのが分かり、教えている我々もとてもうれしい限りです。特に本が読めるようになってきた子供たちは、顔に自信があふれています。

 高校生のスピーチ大会が近付いてきました。順位よりも、大勢の前で話す経験を楽しんでもらいたいですね。

英語のスピーチ大会‼

 今年は4人(高校生3人、中学生1人)の英語スピーチを受け持っています。

 中学生は本番が9月中旬、高校生は10月中旬。時間はそんなにありませんね…。

 マーズも私もスピーチに掛ける情熱は半端でないので、一人一人の得意、不得意な発音をチェックし徹底的に練り上げ、我々でもスピーチしてみて、各生徒が確実に緊張した状態でも「扱える」原稿に仕上げました。

 今回は夏休み前から取り組んで来たので、彼らのスピーチに入っているのは”彼ら自身の声であり、今まで生きてきた人生の一部”です。出来るだけ、生徒自身に仕上げてもらいました。こういうと変ですが…。実際、かなりよくできたスピーチの原稿は、ゴーストライターが書いていることが多いのです。ネイティブスピーカーなど。しかしネイティブスピーカーと言えどスピーチの訓練を受けていないと、ちゃんとした原稿を書けません。むしろスピーチ原稿を書きなれた日本人の方が優れたスピーチ原稿を書くことが出来ます。

 今回は生徒本人の意思を尊重したうえで、マーズが見事な”スピーチ原稿”に仕上げました。各スピーチの中に聴衆に伝えたいメッセージが際立つようになっています。

 後は、『話し方』です。非常に重要なパートです。しかし、マーズも私もトーストマスターです。マーズはトーストマスターズの日本大会で優勝もしていますし、スピーチの講演もします。徳島でギグルス位、スピーチに精通した英語教室は無いはず…。

 『やるからには何事も日本一を目指す』が信念の体育会系の私ですが、いかんせん今回は私達がスピーチするわけではありません。空回りせず、メンターとして指導していきたいと思います。

 いずれにせよ、生徒たちには人前で話すことを通して、自信をつけてもらいたいですし良い経験をして欲しいですね。

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