『どれだけ賢いか』ではなく『どう賢いか』  なぜ英語を身に付けたほうが良いか。

 英会話学校とプリスクールを経営しているギグルスです。

 今回は珍しく長文です…。

 

 今回は英語の持つ可能性について、私の考えを少々書きたいと思います。なぜかというと、正月明けは季節がら”習い事を辞める”子供たちが多いからです。他の英会話学校に比べて、退会率のかなり低いギグルスから退会者が出るのもこの時期です。”退会”の理由は大体、

 ①中学受験を目指すので塾に通う

 ②通学が難しくなった(これの真偽は確認しようがありません)

 ③子供ががちゃがちゃして、他の子に迷惑をかけているのではないか。

 ④英語が伸びているように思えない。

  ①~④のどの理由で辞めるにしても、一つ共通点があります。それは『子供自身はクラスを楽しんでいて、辞めたいとは思っていない』ということです。

 英語の習得には時間がかかります。よってすぐに上達という結果が目に見えることはありません。ですから④の対策として、ギグルスのレベル (級)を設定しました。そして、

 1.子供たちが現在どのレベルにいるか

 2.今何を勉強しなければいけないか

 が良く分かるようになりました。

  

 話を戻しましょう。 子供たちが英会話教室を辞める基本的な原因は、が『英会話』と『塾・通学の難しさ・他の習い事、親の都合・他』を天秤にかけて後者の方を取っているのです。ある意味、最初子供に英語の芽を植えた親が、その芽を自分で抜いているようなものです。子供が他の習い事をもっと突き詰めたいと思っての事なら話は別ですが。

 もし、ギグルスとは別の英会話教室に行くために退会するというのは、私たちからしてみれば実は別に悲しむことではありません。なぜなら、すくなくとも生徒が英語を続けてくれるからです。実際

 遠くからギグルスに通ってきてくださっている生徒さんも多く、もし近くに良い英会話学校があれば移ってくださって構わないと思っています。”通える距離”というのは大事です。また、ギグルスより授業料が安いところがあった(見つけるのは難しいでしょうが)から英会話学校を変えるというのも、ちゃんとした英会話学校に行くのであれば構いません。英語を続けるということは非常に大事なのです。辞めてしまえば絶対に英語は伸びません。

 私たちは『英語』というものは、子供達が大人になった(もちろん大人も)時の選択肢を広げてくれる能力と考えています。また、実際に英語が出来れば、学ぶための留学(語学留学ではなく)が出来ますし、就職には困りませんし、就職した後の仕事の幅が大きく広がります

 プレジデント社の調べでは、英語が出来る人材の給料は1年で、英語が出来ない従業員より200万円多いとなっています。

 日本は島国で、英語の重要性がまだ骨身にしみて分かっていません。裏を返せば『英語がかなり話せる・使える』というレベルになるだけで、将来子供たちはかなりのアドバンテージを得ることができます。

 「国語・数学・理科・社会・英語」と科目はありますが、その中で特に英語(テストで点数が取れるということではない)だけは直接的に人生を豊かにしてくれます。仕事の面でもプライベートの面でも。例えば英語が出来ると旅行も楽で楽しいです。

 「国語・数学・理科・社会」は特定の専門家にならない限り、突出したレベルになる必要はありません。仕事で「国語・数学」はほどほどに出来るとかなり便利ですが、これは大人になってからで勉強し直せます。日本の大学までの受験システムが偏差値を求めるので、親が5教科すべての強化に走る気持ちも分かります。受験にこれらの教科を勉強するのは大事ですが、学部の勉強が主になるので4教科は使わなくなります。そして国語・数学・理科・社会は勉強しないので忘れてしまいます。あれだけ勉強したのに、大学に入ってしまえば使わないので忘れます。しかしながら、英語は『必要』と皆知っています。元々英語が出来る人(テストが出来るだけでなく話せる人)は大学に入った後もさらに英語に磨きをかけます。そして就職のとき・就職した後に大差がでます。

 私個人の考えとしては、英語は受験が迫っていない時から是非とも伸ばしておきたい力だと思うのです。また受験を考えた時でもっとも重きを置くべき科目は『英語』だと思います。なぜなら英語力は社会で確実に必要とされており、もし希望の学校に行けなかったとしても英語で人生を切り開くことが出来る可能性が高いのです。簡単に言えば英語(英会話ベースの英語学習)は『一番潰しが利く』能力なのです。

 ここで間違えて欲しくないのは「国語・数学・理科・社会」の勉強を軽視することを勧めているのではないということです。英語以外の教科の学習は日本の学校・受験システムを突破する上で絶対必要です。

 

 塾以外にも色々な習い事があります。ピアノや空手や絵画の習い事、また部活を通して人間性を深めたり、自信をつけたりすることもあると思います。実際私も高校の時の弓道の経験が今の基礎を作っています。

 人生は限られていて、すべての分野で一流になることは不可能です。どこかで優先順位をつけなければなりません。子供が小さい場合、その優先順位の選択権を持っているのは親です。子供の為に、親として考えるべきことはこれだと私は思います。

『偏差値のコレクションではなく、能力のセレクション』

 子供をしっかりと観察して、子供の興味のある対象をしっかりと認識して、その分野を伸ばすことに集中することです。英語でなかっても構わないのです。大体は子供が『好きなこと』が正解です。もしくは子供が『自分で選んだもの』 好きなことを子供の時にしっかりやれたというのは強みになります。一芸を極めた子供は大体他の分野も(英語も含めて)極められます。

 ただ、『これだっ‼』という対象が特にない場合、『英語』を選んで力を入れれば、将来的に成功する確率は高くなるということです。多くの子供は、大人になって初めて自分のやりたいことが分かりますから。その時英語が出来れば、かなりの確率で「自分のやりたいこと・仕事」の幅が広がると思うのです。また好きなことをしっかり子供の時にした上、なおかつ英語が出来るとなると素晴らしいですね。

 偏差値は子供が『どれだけ賢いか』を教えてくれます。しかし子供が『どう賢いか』は子供が自分の選んだ能力をどう人生に活かせるかにかかっています。

 また大人になったとき、子供が英語を身に付けていたら、親が昔『どう賢かった』かも教えてくれます。

 親は子供の将来をおもって、受験用の勉強を教えてくれる塾に子供を入れようとします。しかし長い目で見て、学校を卒業して一番使える習い事、学校の教科はやはり『英語』だと私は思っています。

 ギグルスでなくて構いませんから、ちゃんとした英会話学校をしっかり選んで、お子さんに英語を習わせてあげてください。良い学校は、カリキュラムがしっかりとあります。お子さんが、どれだけがんばれば、何年後にどこまで成長できるか(成長するべきか)保護者の方に提示できる学校はちゃんとしているといえるでしょう。

 

  

 おまけ:

 今だに小学校では英語の授業を早めるべきかどうかの議論が絶えません。私の考えとしては、現在の小学校の先生の英語力では残念ながら英語を教えられません。よって、小学生を2年生から始めようが、5年生から始めようが同じです。また外国人の先生(JETプログラムなどの)が学校にいて教えてくれますが、月に1回や2回、30人の生徒を同時に教えるスタイルでは、ネイティブの英語だとしても子供たちは英語を身に付けられません。そして何よりも、彼らネイティブスピーカーはほとんど外国人に英語教育を教える訓練を受けずに日本の学校で教えます。バックグラウンドは様々で、ただ日本に来たかったからプログラムに応募したという人も多いです。私たちが外国人に日本語を教えられないのと同じく、訓練を受けていないネイティブスピーカーは英語を教えられません。(しかし、ごく一部のネイティブの先生は英語を教えることに元々情熱を持っていたり、情熱を見出し抜群に良い先生になります)

 夜はカラオケバーで歌い、週末は友達とパーティを開いて、安全な日本を満喫して祖国に帰るネイティブスピーカーは意外と多いです。日本で英語の先生をすれば給料も良いし、住むのは安全です。日本人の人柄の平均値は非常に高いですし。祖国に帰った後、日本の良さは伝えくれますが、小・中・高の生徒の英語力が伸びたかとなると疑問符が付きます。

 

雨の日の努力

 人間、体の調子の良い時や機嫌の良い時、または他人に褒められたときは物事も気持ちよく進み、がんばれるものです。つまりこれは心の晴れの日。英語の勉強も体調の良い時や気分が乗っているときは非常にはかどります。

 しかし体調の悪い時、嫌なことがあった時、または他人に嫌なことを言われたような日は気分は落ち込みがんばり切れないものです。つまりこれは心の雨の日。英語の勉強も体調、気分に大いに左右されますし特に伸び悩んでいるときは勉強するのも嫌になるものです。

 大概の人は晴れの日にはがんばれます。そして雨の日にはがんばりません。英語であろうと何の技術であろうと仕事でもそこで差が付きます。この小さいものの積み重ね(積小為大)が後に決定的な違いに変わります。

 時間は早く過ぎます。あれよあれよと子供は大人になります。若いうちに、雨の日でも晴れの日でも関係なく努力出来るようになっているのが大事かと思います。

 まずは好きなことから。ピアノでもそろばんでも英語でも体操でもスイミングでも茶道でもテニスでもなんでも。

 誰かに評価されることや級、段を取ることは客観的に自分の努力が見えてよいです。それより遥かに良いのは、誰にも評価されなくてもいつも通りの努力がたんたんと出来る状態になっていることです。一つの分野でそれが出来るようになることで他分野に乗り出したときも過去の経験を使って、人の目・評価を気にせずといつも通りにがんばれるようになります。こうなれば人間的にも成長できます。習い事や仕事はただ技術を習得したり、時間を潰したり、お金を稼ぐためだけのものではありません。精神的成長が背景になければならないと思います。

 まずは雨の日に無理してがんばることから。今習っていることやがんばっている仕事を、調子の悪い時に、普段通りにこなすことから始められます。親は子供をしっかり励まして、二人三脚で行ければ良いと思います。

英語を勉強したいと思う気持ちを起こさせる。 教えるということは一種の芸術。

 英会話教室の仕事で最も大切なことの一つは子供に『英語って楽しいな。もっと上手になりたい!』と自発的な心を起こさせることです。

 英語学習の短期的な効率だけ見れば、公文や塾のようなところで『詰め込む』という作業が一見、最も時間・費用対効果的観点から良いように見えます。受験や英検(5級から3級程度)の獲得にだけに焦点を絞っているならばそれでもOKかもしれません。

 実は英語って一生勉強し続けなければならないものなのです(恐らく多くの英会話教室・塾はこんなことは言いませんが…)。また週に1回クラスに来るだけで英語が話せるようにはなりません。残念ながら真実です。宿題を出すことで常に子供が英語に触れられるように先生側ががんばったとしても、子供がそれを『強制』と受け取れば英語が嫌いになる理由になるかもしれません。英語は、どこかで”自分で勉強する”という作業をしなければなりませんが、それは”勉強したい”という動機で行れなければなりません。

 第2外国語として身に付けた者は英語力キープ・向上のためにずっと勉強の日々が続きます。英語圏に住んでいたとしてもです。ちなみに国際結婚というのは英語力の向上にはあまり寄与しません。なぜなら夫婦間で使う言葉は大体決まっているし、間違った文法を使っていても慣れで分かってくれるからです。蛇足ですが、英語力向上目的の国際結婚はおすすめ出来ません。

 私にとって、英語の勉強は全く苦ではありません。むしろ楽しいくらいです。現在は基本的に『読書』、『好きなテレビ番組を見る』、『ラジオを聴く』、『思いついたことを書く』、『英語で考える』、『昔覚えた小説を暗唱する』が私の勉強方法で、昔に比べてだいぶ楽になりました。昔はひたすら単語を覚えたり、音読したり、映画を観たりしていました。机の上で寝ることも週に2回はありました。私の場合は、演劇が好きなので、『口語で書かれた小説』や『映画の台本』を暗唱することに英語の勉強の楽しみを見つけました。そのおかげで、英語を全くしゃべらない環境においても、常に努力が出来たのだと思います。

 しかし、『暗唱』がすべての人にとって楽しいこととは限りません。単語をひたすら覚えることに楽しみを見出す子供もいますし、読書が好きな子、またただ知っている英語を使って会話をするのが好きな子もいます。一人一人にとって興味のあることは違います。そこを理解せずに、講師の硬い考えや経験で、ひたすら問題を解かせたり、単語を覚えさせたり、暗唱させたりすることは子供とって可哀想なことです。嫌なことをやらされているのだとすれば、受験や英検が終わった後「やっと終わった。もう英語をしなくてもいいんだ」となり、すぐに英語を忘れます。そして『英語は辛いもの』という感覚だけは残るため、将来、自発的に英語を身に付けるということは、よほどの環境の変化がない限りありません。

 英会話教室であろうと塾であろうと、英語の観点からの、真の目的は『英語は楽しいもの』ということを子供心に植え付けることだと思います。なぜなら上記の様に、『自分で勉強』しなければならない時が、いつか来るからです。一旦、英語が楽しいということが子供時代に分かると、中学・高校・大学受験で『受験英語』に無理やり没頭させられても、自発的な英語学習に戻ってくることが出来る可能性があります。

 英語力の本質的な向上は結局のところ、本人の努力にかかっています。本人の努力なしに得られる技術などありません。しかし英語であろうと何の技術であろうと教師が生徒に『これは楽しい』と思わせることは可能です。ただ生徒は一人一人違うということを知り、アプローチを変えられることが大切です。また親も自分の子供のタイプをしっかりと理解することが大事です。時間はかかるかもしれませんが、『心に自分で勉強したい衝動を起こさせる』ことはとても大事です。英語だけなく何でも。一旦それが出来ると、親が勉強の監視をする必要もなくなります。好きなことは子供は”やめろ”といってもします。

 英会話教室の役目は各生徒に『英語は楽しい』ということと『英語が本人にもたらす可能性』を指し示すことです。ですから英語をただ話しておけば良いというものではありません。しっかりと子供の性格を見極めなければなりません。

 私たちもしっかりと各生徒の性格を理解し、長期的なビジョンでもって子供を『英語好き』に導かなければならないと日々感じています。またこれから沢山生まれてくるであろう英会話教室・英語塾が子供の将来の事を考えて授業を進めてくだされば、日本の将来も少しずつ明るくなってくるのではないかと思います。

文字の認識

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  本の読み方を早くから教えるギグルスですが、上の写真は本読みを始める準備です。

 本が読めるようになるにはまず、アルファベットが理解できなければなりません。次に各アルファベットが持つ「音」を習います。フォニックスですね。大体の音を覚えたら次は3文字の単語を「音」ベースで習います。

 上の写真は、私たちが読み上げた3文字単語を探すというゲームです。この3文字単語に自信が出てきたら、読書に移っていきます。

  個人差はありますが、大人がびっくりするくらい早い勢いで本が読めるようになっていきます。これにもコツがありますが、それはクラスで教えて、家庭で実践してもらいます。

電子辞書

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 英語の学習をするうえで、辞書は欠かせません。しかし、分厚い辞書から言葉を探すということは結構面倒くさいものです。その点電子辞書は探したい言葉をタイプするだけで、探している言葉にたどり着けます。その上携帯性にも優れ、鞄はおろかポケットの中に入れて運ぶことが可能です。

 私は、読書はKindleなどの電子書籍ではなく紙の本で読む方を好みますが、辞書はやはり電子辞書の方が好きです。

 上の写真は私が使っている電子辞書です。右の銀色のは多分シャープの製品です。使い込みすぎて外の文字が消えていますし、内側も本来は銀色のボディが塗装が取れてスケルトンになっています。アメリカ滞在中はかなりお世話になりました。特にエッセイや小説を書くことが多かったので、和英の所がキレイに磨かれています。

 左側のはセイコーのSIIです。かなり語彙が入っています。使っている方も多いかと思います。基本的にはoxfordのThesaurus(類義語辞典)を使うことがメインになっています。起動時間が長いです。電池の消費が激しく、ほとんど使っていないのに気が付けばバッテリーが切れています。

 使いにくい電子辞書もあります。私が電子辞書に求めるのは

 ①起動時間

 ②ボタン1つで使いたい辞書が起動すること

 ③辞書の種類(ちなみに英英が入っていない、とんでもない物もありますのでお気を付けください)

 辞書は英語学習に非常に役に立ちます。電子辞書は安い買い物ではありませんが、自分に合うものを選べばきっと勉強の戦友になってくれるでしょう。

 ここ10年、電子辞書を使うことはほとんど無くなってしまいました。たまに開くと昔の苦労の日々を思い出し、懐かしく感じます。そういった点では、紙の辞書も電子辞書も同じですね。

 

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