帰省記② イングランドからスコットランドへ

 イングランド2日目は叔父さん宅を昼食後に出発しました。嵐がひどくなってきており、多くの電車が運休になっているようです。

 ロンドン市内に着いたときには風と雨が非常に強くなっており、もうすでに”観光”の2文字は私の頭の中から消えています。キングスクロスの駅に着いたのが遅かったため、時間的にもどこにも行けそうにありません。友達に会う約束の時間まで1時間を切っています。

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結局、ハリーポッターの”プラットフォーム9 3/4”を再現した”壁”を見つめて1時間を過ごします。前日マーズの従妹に、ハリーポッターの駅のシーンは実は別の駅で撮られたと聞いていたので、何のトキメキも起こりません。この時点でロンドンの思い出は「カベ」一色。これを払拭するにはかなりの努力が必要そうです。

 マーズの友達が間もなくあらわれ、一路友達の家に向かいます。その友達はファッション雑誌の編集の仕事をしているのでファッションセンスが凄かったです(良い意味で)。アパートもかなりセンスが良かったのですが、いつも通り肝心なところで何の写真も撮っていません。近くのショッピングセンターに晩御飯を食べに行き、帰ってからは時差ボケを利用して深夜まで話をしました。友達夫婦が余りにも良い人だったこともあり、この時点でロンドンの思い出は「トモダチ」に何とか変わりました。

 次の日の朝、キングスクロスに車で送ってもらい一路スコットランドに向かいます。

 電車で。

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 4時間の旅でしたが、お腹いっぱいです。もう移動は結構です。

 子供たちは各自で楽しくしていました。乗客も終点のエジンバラに近づくにつれ大分減ってきています。エジンバラでグラズゴー行きの電車に乗り換え30分ほどで”最寄り”の駅に着きました。最寄りと言っても、一番近いだけであってここから30分ほど車で走ります。

 お出迎えには義理の父が来てくださいました。

 ロンドンは「トモダチ」で終わりましたが、スコットランドは「キンチョウ」で始まりました。

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